千葉窯業株式会社
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コンクリート業界を牽引する技術力で更なる高みを

湯浅 憲人 技術部設計課/
2006年入社

NORIHITO YUASA
湯浅 憲人
湯浅 憲人

在学中からコンクリート一筋

 私は土木工学科のある大学に進学し、コンクリートに関する研究室に所属していました。その大学と全国コンクリート製品協会が共同研究を実施していたことから、在学中からコンクリートに対して興味関心を持ち、卒業研究もコンクリート製品に関するテーマに取り組んだ程です。当然、就職先もコンクリート関連を目指し、その中で千葉窯業の大型製品や様々な品種を扱う点に惹かれました。「この会社でコンクリートや構造設計に関する仕事がしたい」と入社を志望しました。

ゴールを見定め、ブレずに、ベクトルを合わせる

 製品の構造設計やCADを使った図面の作成などの設計、その製品を用いた工事費算出などの業務を行っています。官公庁等の発注者や計画・設計業務を手掛ける建設コンサルタントに対して、当社の製品を利用した計画の提案、実際に工場で製造を行うために必要な構造図面などを作成するのですが、その資料は広範囲に及びます。提出する資料に盛り込む情報やコンセプト、納期などを含めたニーズにその都度合わせ、ベストな条件を探るように意識しています。設計課にとって提出する設計図面や計算書等の資料は、成果品であり商品。スピード感を持って、しっかり役割を全うできるよう心掛けています。
 開発業務も兼任していますが、そこではブレずにコンセプトをしっかり定めることがポイント。設計側、製造・施工・営業側の開発品に対する見識が異なるので、全会一致を得られないことが多々あります。最善策を出す作業は苦労する部分ですが、各方面と連携をしっかり図りながら、ベクトルを合わせ、ゴールを見失わないようにすることが重要な点です。

チームで壁を突破、新製品の開発へ

 以前、耐久性に特化したコンクリートの開発を担当した際、試験室レベルでは様々な劣化作用へ対応できましたが、工場では失敗の連続。「もはやここまでか…」と開発危機に瀕したのですが、上司や工場スタッフなどのアドバイスによって、最終的に成功を収められたことがありました。大勢の方々の協力がなければ、お蔵入りになっていたかもしれません。個では無理でも、チームでならば壁を突破できる。今でもあの経験は非常に大きな財産となっています。
 自分自身の設計書や図面に基づき、実際に製品となり、構造物を通じて地域住民の方々へ安心安全な暮らしを提供できたとき。それは全ての苦労が報われる瞬間です。インフラ構造物の老朽化の背景を踏まえれば、コンクリート製品の活躍の場は更に増加していく傾向にあります。千葉窯業は全国有数のコンクリート製品会社であり、業界を牽引する技術力を武器としています。その一員として、需要拡大が見込まれるコンクリート製品についてより意欲的に経験や知識を積んでいき、業界の社会的地位向上や技術者としてのレベルアップを図っていきたいです。